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7.管理混乱・実務の整備化戦略

納期遅延や不良の多発、故障の頻発、部材欠品、突発欠勤等で混乱している企業では、経営者は情報不足に陥り易いものです。
負け戦の時に、正しい情報が刻々ともたらされるというのは、かなり高い管理レベルにある一握りの、ほんの微かな企業しか実現できるものではありません。

実務が混乱している時、経営情報収集の為に、混乱している実務現場に対して、新たな業務を追加する光景に、しばしば遭遇します。
この代表例が、現場混乱時の原価掌握精度向上要求問題です。
混乱の収集に努めている側から見ると、『火事場で、放水した水の量を、燃え盛る炎の前で伝票に記入せよ』と言われているように映るのです。

混乱している現場では、計数的な把握は意思決定を遅らせます。
平成7年1月の阪神大震災の時、人的物的被害状況を計数的に把握することに手間取り、村山首相が大震災である事を認識したのが発生から7時間も後になり、無能のそしりを受けた事は、余りにも有名な話です。
混乱した状況を把握する為には、現場に行く事と、そこで何かを感じ取る事と、情報伝達の場を定期的に設ける事が大切なのです。

正確な情報が集まらない時には、先ず実務が混乱しているか否かを確認すべきです。

 実務が混乱している場合には、腰を据えて実務の整備に力を注ぎ、間違っても、管理情報収集の為に、勢力を分散する事が無いようにしたいものです。