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8.強みの強化戦略

企業の生死を賭けたギリギリの戦いの場面で、その勝敗を左右するのは、『強みを強化する戦略』が繰り出せるか否かであると申せます。
”強みの強化戦略”には、消耗型、増殖型、排他型の3つがあり、本当の自社の強みを強化する戦略は、増殖型に多く存在します。

プロの世界の戦いでは、”弱みの強化”は防衛手段としては使えても、勝敗を左右する、攻撃の決定打とはなりません。
そこで、多くの経営者や、経営参謀が、強みの強化を図ろうとするのですが、いざという時になって、『ウチの強みは一体全体何だろう?』と考えあぐねている姿に、よく出会います。
又、強みを勘違いして、袋小路に入り込み、身動きできなくなってしまっている事も、めずらしくありません。

『自社にとっての強みとは何か?』を考える場合、切迫した状況下ではどうしても目に見える強みに着眼が行きます。
この『目に見える強み』というものは、その殆ど全てが、使うと無くなってしまう”消耗型の強み”で、一過性の効果が特長であり、土地・建物・設備・お金・工数等が、それにあたります。

これに対して、『目に見えない強み(見えない宝物)』といわれる強みがあります。
この強みは、正しく使えば使う程、強みが増殖するという特長を持っています。
これを、”増殖型の強み”と呼び、雪崩的な勝利を得る時の原動力となるもので、各種のノウハウ、人脈、チャネル、何かに特化した形での社風等が、それに当たります。

最後に、”排他的な強み”ですが、これは特許権・著作権・独占的販売権等の法律や契約に基づくものであり、地雷原のように競争相手を近づけない為に利用しますが、攻撃力はそれ自身には無く、専ら防衛手段として活用されます。
また、地雷原と同じく、戦いの前に準備しておかねば役に立たないものでもあります。

あなたの会社には、どんな強みがありますか?
消耗型・増殖型・排他型のそれぞれに付いて、常日頃から棚卸しを行ない、いざという時に備えておかれては、いかがでしょうか?
またそうすれば、一番頼りになるのが、増殖型の強みであるという事も、お判りいただけるのではないかと存じます。