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10.最大欠点・最大長所化戦略

その企業の販売力、生産力、製品性能、技術力等々の中で、最も大きな欠点と思っている部分が、実は最も大きな長所となることがよくあります。
例えば、20年以上にわたり、設備再投資を行わなかったA鉄工では、設備機械の故障や精度不良が多発し、急速に競争力を失って行きました。
ところが、よく考えてみると、設備機械はすべて償却済みなのですから、棄てても問題ないのです。結局、機械加工はすべて外注化し、組立能力の向上と、利益率の高いアフタサービス業務の人員を強化し、成功を収めました。

例えば、小型 ~ 中型ボイラーのメーカーであるB工業では、大型ボイラーへの参入を、中型ボイラーのパララン(平行運転)制御技術を確立することにより、実現されました。
また、ボイラーの台数の増加によるメンテナンスの煩わしさは、通信ネットワークによる遠隔メンテナンスにより解決しました。
もし、大型ボイラーへの正面攻撃を行っていたならば今の成功は生まれなかったと思います。

以上、二つの例を示しましたが、『最大欠点、最大長所化戦略』は、逆転サヨナラ満塁ホームランを撃つような、小兵の力士が大きな力士を投げ飛ばすような、小気味よさが味わえる戦略なのです。
Never Give Up !! で頑張れば、必ず道は開けるのです。