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15.頭体活用・天職化戦略

”知恵のある者は知恵を出せ。知恵の無い者は汗を出せ。”
知恵の無い者…… そんな人間がいるでしょうか?
知恵を出させていないだけなのです。
天職という言葉があります。
仕事が面白くて、面白くて仕方がなく、ゴルフやテニス等の趣味と、仕事とが同一レベルとなっている人が持っている仕事を、天職と呼びます。

天職を作る為の絶対条件の一つに、『頭体活用』があります。
『頭体活用』とは、頭と体を両方使わせる仕事のさせ方を言います。

ピッチタイム、サイクルタイムの中で働く人の知恵を取り出す為には、生産性向上、スピードアップ、不良撲滅、故障防止等のテーマを、自らのアイデアで解決させる事が必要であり、定石となります。
”分業化”という言葉を、人間的側面を欠落させて、生半可に理解するとチャップリンのモダンタイムズにある光景が出現してしまいます。
人の労働とは、『頭体活用』をベースとして組立てられるべきものなのです。

スタッフ・保全・品証と呼ばれるような、事務間接部門・現場間接部門があります。
これらの部門は、それ自身が知恵働きするのは当然の事なのですが、第一線の現場の『頭体活用』を促進する事が、最も大事な活動と言えるのです。

経営者が目先の利益に追われて近視眼化してしまい、頭体活用を、分業化という名の下に否定してしまった企業では、人材レベルの静かで広汎な崩壊と、時間から時間まで単に会社にいるだけの従業員を作ってしまう事を覚えておいて欲しいのです。