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23.押し込み・補充・即応化戦略

私どもでは、年がら年中、新設ラインや新設設備の立上げ指導を行なっています。
そんな時、いつも思う事が、この『押し込み・補充・即応化』です。
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生産というものは、最初は『押し込みによる安定』を目指します。
ラインであれば、ラインの先頭で部材が押し込まれる圧力によって、生産のキャパシティが上って行きます。
どこの会社の、どんなラインでも、先頭工程のあたりに優秀な人間を配置しているのは、この故です。
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押し込みによるキャパシティの上昇と安定が出来上ると、今度は半製品や仕掛品の問題が出て来ます。
一つは、押し込みによって、半製品・仕掛品在庫が増加してしまうという問題です。
もう一つは、半製品・仕掛品の多さが、物の取り置き・移動、作業動作を大きくしてしまう、物捜しが多発する、手持ちを仕掛品生産に充ててしまう為に生産性が上がらない、というような問題を多発させます。
一般的に、この問題を解決する為に“量の標準化”が行なわれます。
10個なら10個しか、仕掛品を工程間に溜めないというような考え方です。すると、8個になれば2個補充し、4個になれば6個補充するといった『補充による量の標準化』が生まれて来ます。
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この“量の標準化”における“量”の理想値は0ですから、これを狙うと『必要な物を、必要な時に、必要な数だけ、良品で供給する』、つまり、『即応化生産』という概念が生まれて来る事になるのです。
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“押し込み・補充・即応化”は現場を進化させる定石ですので、一度、お試し下さい。