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30.困知成長(こんちせいちょう)戦略

『デスクプラン』という言葉があります。
『机の上で考えた計画』という意味であり、良い意味では余り使われない事は、ご存知の通りです。
実務の改良や改善を行なう場合、その計画が『デスクプラン』であるのか、『現場や実務者の知恵が入ったものであるのか?』 …… に付いては、その実施成果を予測する上で、大きな分かれ道となります。
一般に、デスクプランでは成果が出ない事が多く、知恵の入ったプランであると、大きな成果が出る事が多いようです。
これは、デスクプランを作る時に手を抜いたとか、抜かなかったではなく、ましてや、デスクプランを作った人のレベルが、知恵の入ったプランを作った人のレベルに劣っているといった類いの問題でも無いのです。
人間が物事を考える時には、静的(STATIC)に考えるモードと、動的(DYNAMIC)に考えるモードを、生来持っているようです。
静的に考える場合には、過去の経験や知識を主材料として、計画を立案して行きます。
このモードが、『デスクプラン』と呼ばれるもので、改良型計画とも呼ばれます。
これと対極にあるのが、動的に考える場合であり、知恵を主材料として、試行錯誤によるトライアルをしながら、計画を立案して行くやり方で、改善・改革型計画とも呼ばれます。
そして、大きな成果は、殆どの場合、後者の動的モードから生まれて来るのです。
この動的モード、つまり知恵の活用モードを使い続ける為には、どうすれば良いでしょうか?
言い換えると、『知恵を出し続けさせる』為には、どうすれば良いのでしょうか?
ここで大事になるのが、『困らなければ知恵は出ん!』という物事の考え方です。
現場や実務者を上手に困らせる事によって、知恵を出させて、大きな改革・改善成果を出し続けさせる戦略…… それが、『困知成長戦略』なのです。
御社では、この『上手に困らせて、知恵を出させて試行錯誤させ、改善・改革を実現する』活動が上手く行ってますか? 
『困知成長戦略』の上手な会社は、人が育ち、業績が上がり、必ず発展して行きます。
御社でも、『上手に困らせる事』を始めてみられてはいかがですか?